高ストレス者ゼロを目標としないように 産業医の現場から2016年12月21日掲載 多くの企業でストレスチェックが終わり、来年度に向けて、衛生年間計画を作成しているところだと思いますが、くれぐれも「高ストレス者 ゼロ」を目標としないようにお願いします。理由としては、製造業に例えると「メンタルヘルス不調」=「災害」とすれば「高ストレス者」=「ヒアリハット報告」になります。「ヒアリハット報告」がなければ、無災害を達成することはできません。大事なことは、メンタルヘルス不調の未然防止であり高ストレス者をゼロにすることではありません。高ストレス者ゼロを声高に言えば、従業員はストレスチェックで、本音を回答しなくなり表面上問題ないように回答を操作しますのでそれでは、ストレスチェックの趣旨が守られません。その点をくれぐれもお忘れなく。
多くの企業で
ストレスチェックが終わり、
来年度に向けて、衛生年間計画を作成しているところだと
思いますが、
くれぐれも「高ストレス者 ゼロ」を目標としないように
お願いします。
理由としては、製造業に例えると
「メンタルヘルス不調」=「災害」とすれば
「高ストレス者」=「ヒアリハット報告」になります。
「ヒアリハット報告」がなければ、無災害を達成することは
できません。
大事なことは、メンタルヘルス不調の未然防止であり
高ストレス者をゼロにすることではありません。
高ストレス者ゼロを声高に言えば、
従業員はストレスチェックで、本音を回答しなくなり
表面上問題ないように回答を操作しますので
それでは、ストレスチェックの趣旨が守られません。
その点をくれぐれもお忘れなく。