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経団連「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(オフィス版・製造事業場版)」四訂

産業医の現場から

経団連が、6月17日に「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(オフィス版・製造事業場版)」四訂を発表しましたのでお知らせいたします。

<主な変更箇所>

1.マスクの着用やオフィス・製造事業場の換気を前提とし、対面での距離を2メートル目安から12メートル目安に変更した。

2.感染経路として、飛沫感染やエアロゾル感染が主である。また、医療機関以外での公共の場所での環境を介した接触感染のリスクは限定的であることから、設備や物品等の消毒に関する記述を省略しつつ、換気に関する記述を適正化した。

3.オミクロン株の感染スピードが速いこと、軽症者が多いことといった特性を踏まえ、職場に感染者が出たとしても、必ずしも積極的疫学調査を行っていない自治体もあることから、保健所に関する記述を省略した。

4.軽症者が多い変異株の特性を踏まえ、健康管理に関する記述を簡略化した。

5.基本的な感染予防対策が定着していることから、一般的な感染対策に関する記述を簡略化した。

6.感染拡大期に対応を柔軟に取ることができるようにした。

7.その他、これまでの経過や政府の方針の変化等を踏まえ、記述を簡略化した。

経団連「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(オフィス版・製造事業場版)」四訂